ンシャルサービス株式会社のテストメールって何?発信元が詐欺メールと同じだった

最近、ンシャルサービス株式会社という社名から「テストメール」というタイトルのメールが届く方が多数いらっしゃるようです。

聞いたことのない会社名ということもあり、不安に感じている方も多いようです。

一体、何のためのメールなのでしょうか?

そこで、今回は

・ンシャルサービス株式会社とはどこの会社?
・ンシャルサービス株式会社からのテストメールは何のため?
・ンシャルサービス株式会社からメールが届いた時の対処法は?

について調査しました。

目次

ンシャルサービス株式会社は架空の会社だった


出典元:国税庁法人番号公表サイト

ンシャルサービス株式会社という名前について、国税庁の法人番号公表サイトを使って検索しましたが、ヒットしませんでした。

つまり

架空の会社

だと言えます。
(そもそも「ン」から始まる会社というのは、違和感がありますよね)

ネット上では

世間の声

「ソーシャルサービス株式会社」って書きたかったんじゃない?

という声もあるようです。

実際に、日本人でなけえれば「ン」と「ソ」の区別をするのは難しいかもしれません。
そう考えると、海外の人によって作成されたメールの可能性も高いですね!

そもそも、このメールは何のために送られてきたのでしょう?

ンシャルサービス株式会社からのテストメールは次の詐欺ターゲットを探すため?


出典元:X

結論から言うと、ンシャルサービス株式会社からのテストメールは、詐欺メールの可能性が高いです。
そして

次の詐欺ターゲットを探すため

という考え方もできるようです。

では、その理由を1つずつ見ていきます!

不特定多数の人に送られている

ネット上の情報をまとめると

・ショートメール(電話番号による送信)
・Eメール

などを利用して、多くの方に送られているようです。

つまり届いたメールの題名は「テストメール」となっていますが、特定の方に送ろうとして、誤って届いたものではなく

不特定多数の方に届いている

ことが確認できました。

この時点で、怪しいですよね!

発信元のメールアドレスが迷惑メールの発信元と同じ

そして、今回のテストメールの発信元であるメールアドレスが

イオン銀行を偽った迷惑メールの発信元と同じ

であることが分かりました。

2024年5月頃に「イオン銀行」を名乗る迷惑メールが届くということことが多数発生しました。
その時に使われた、メールアドレスと今回使われているメールアドレスが同一のものだったのです。

ただ、イオン銀行を名乗るメールとの大きな違いは

クリックを促しているかどうか

という点です。

イオン銀行を名乗るメールでは、「48時間以内に本人確認URL」にアクセスするように促していました。
しかし、今回のテストメールは「テストメールです」という文章だけです。

そのため、善意で「間違っていますよ!」と返信してくる人を探している。
つまり、次の詐欺のターゲットを探している可能性も否定できません。

もし、このような身に覚えないのメールが届いた場合は、どうすればいいのでしょうか?

ンシャルサービス株式会社からメールが届いた時の対処法は、とにかく無視する


出典元:X

結論から言うと、今回のンシャルサービス株式会社のように、身に覚えないメールが届いた場合には

とにかく無視をする

これが、最良の方法と言えます。

また、届いたメールは削除しておくのが安心です。

不審なメールは定期的に削除します。迷惑メールフォルダに分類されていたとしても、添付ファイルが残っているままになっていることはリスクがあります。添付ファイルを誤って開いてしまう可能性があります。

出典元:https://www.fielding.co.jp/service/security/measures/column/column-25/#anc-06

それでも、間違ってメールを返信してしまった場合はどうしたらいいのでしょう?

ンシャルサービス株式会社からメールが届いても個人情報は入力しない


出典元:X

大切なのは「個人情報を入力しない」ことです。

もし、迷惑メールに返信してしまった場合、そのメールに個人情報を入力してしまったかどうかによって、リスクの大きさが変わってしまうようです。

迷惑メールの中でも、個人情報を入れて返信してしまった場合はリスクが高くなります。

出典元:https://news.trendmicro.com/ja-jp/article-spammail-reply/

それでも不安な場合もあると思います。
その時は、警察庁による「フィッシング専用窓口」への相談も1つの方法です。

フィッシングの被害に遭った場合は、保存した通信ログ等を持参して、最寄りの警察署又はサイバー犯罪相談窓口に通報・相談してください。

出典元:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/countermeasures/phishing.html

もし不審なメールが届いても、落ち着いて冷静な行動を心がけることが大切です。

まとめ

今回は、最近多発している「ンシャルサービス株式会社」を名乗る会社からの「テストメール」というタイトルのメールについて調査しました。

このメールは以前に多発した「イオン銀行」を名乗る詐欺メールと同じメールアドレスが使われており、詐欺メールの可能性が高いです。

実際に「ンシャルサービス株式会社」という会社名も存在しませんでした。

そのため、このようなメールが届いた場合でも、返信することなく、無視をしてすぐに削除するのが望ましいでしょう。

詐欺の被害に遭わないためにも、冷静な行動をとりましょう!

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。

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